あのさ、白水さん。 祭りの空いた時間にでもいいから、……[いいから―― そこから先の言葉が、音にならない。] ……や、なんでもない。 楽しいショーになるように、協力させてもらうよ。[じゃあ、もうすぐ授業時間だから、と、白水の席から離れ、時間割の確認に向かった。]