「それとも戦争が悪いのか……、どうすれば終わるんだ!こんな…こんな戦争。何年か前まで俺たち、シュヴァルベでみんな笑ってたのに。こんな事…!!」[青年を落ち着かせるように背中を擦りながら、灰色の空に視線を向けた。雨は止まない。春の雨は、衣服の上をゆっくりと浸透し、冷えて体温を奪っていく。]泣かないで?大丈夫…だから…ヴィン兄様……後で…腕……探しに行ってくれるって……だから……ね……ノトカー…泣かない…で……