[ 最後まで帝国第三艦隊の東進を食い止めた不沈艦ナハティガルの実質的指揮官と、重傷を負ってまで首都に迫った皇帝扶翼官率いる第二艦隊と渡り合った優秀無比な操舵士。
これまで昇進を逃れていたせいで、経歴と地位のバランスがおかしかったという所も含めて、その指示はあっさりと受け入れられて、正式な辞令として二人に届く ]
[ シロウが未だ、戦時の怪我人の処置に追われ、ヴィクトリアに至ってはベッドから離れられない状態である、と承知の上の、相談も何もない昇進押しつけは、二人にしてみれば暴挙としか思えなかったかもしれない** ]