…………あ。[思い出した。 あの時、導き台の上で叫んだ言葉を。 当時は感情が昂っていたから、周囲に人が居るかどうかなんて一切気にしていなかったけれど] そうか、聞かれてたのか……。[あー、と、気の抜けた声を出しながら髪にくしゃりと手を突っ込む。 ステファンの説明からその時の状況や、悪気がなかったことは知れて。 謝罪の言葉には、気にするなと首を振る]