人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


純血種 アプサラス

[戦う息子の背中から、片時も離すまいと注ぐ瞳が、血脈の如く城を巡る茨の鼓動が鎮まる気配に、ふわりと瞠る>>266
まさか、と必死で打ち消そうとする恐れを、喪失に吠える慟哭が、事実だとはっきりと知らせ>>27]



 ――……いや、……嫌よ、ギィ様、


 そんなの、……いや……っ


[駄々を捏ねる子供のような声音ばかり、震える唇は溢す。
彼の前ではずっと、幼く素直な娘のままで居ていい気がしていた。
優しい手に花冠を授けてもらう子供のような気持ちで]

(228) 2014/02/22(Sat) 21:24:12

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