― 決起前・回想>>1:321 ―
[事が起こる前、大詰めの訓練と準備に追われる合間、ジェフロイから渡された生石灰とにらめっこしていた。
水をかければ熱くなる、魔法の粉にも思えるそれは面白い物、だとは思ったが。]
…てかあいつまた俺に面倒事押し付けてるよな、これ。
[突っ込みは今更だ。]
しっかしコレの使い道……。
………駄目だ、俺が考えると街を火責めにするとかになっ……
[何かに使うとなると、そう簡単には思いつかずに投げそうになった。]
普通に火つけるにしても、火打石のが持ち運びにも適してるしなぁ。
粉にして撒く、のは効果的だけどちょっと勿体ないか?
[単純に目を潰すのなら、砂や小麦でも代用は効く。
瞳に水分がある為、目に入ればダメージ高いという意味では効果的だが。]