『…ありがとう…』[まだかろうじて息をしていた恋人から発せられたのは、感謝の言葉だった。]『いつかまた、人狼が現れたら……少しでも人狼の可能性があるのなら、ためらいなく殺しなさい。たとえそれが、大切な人でも。必要以上の犠牲を出さないように。その人が私のように、苦しまなくて済むように…』