人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


吸血鬼 シメオン

[>>216ジークムントの左腕に突き刺さった剣は彼の手によって引き抜かれ。
更に真紅が流れ落ち、彼の身を受け止める寝台に敷かれたシーツを赤く染める。]

――…っ。

[その長剣を見て、男の視線は固まる。教会で使用されているものだ。
ジークムントと対峙した修道騎士のものではないらしいが。]

 リエ…。

[茫然と幼馴染の名前を零す。
冷静になって考えてみると、先程の一撃は彼の得意とする技に酷似していた。
流石にこの身に喰らった事はないので確証は持てないが。]

――……。

[あぁ、ジークムントが何かを言っている。
聞こえている筈なのにどこか遠かった。]

(228) 2014/02/20(Thu) 22:56:55

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