[吸血鬼の言葉 >>209 には目を細めるのみ。相手が異能を使うか警戒しているが、指南された事も無ければ使えるのかと試した事もない上で使えようはずもない。形を変える剣、襟元に伸びる腕を薄い色の瞳にうつしながら更に一歩踏み込む。そもそも盾を所持していない今、状況が不利な事も覆しようもない。父親からは片手剣と盾の手ほどきを受けて育ったが、旅をする上で持ち運ぶのが面倒になり使わなくなった。傭兵の仕事で装備する事もあるが、こんな状況に陥ることは想定外だ。]