― 回想:二年前のとある夜 ― ほっほっほっ。まさか自分から言い出すとは思わなかった。といったところですかね。[辺境伯へと重要な話があるといって取次ぎ、将軍を退くといったときの表情をみて飄々と笑う] おっと、冗談でいったつもりはございませんよ。 フォラータさん。エイワズさん。ガーウィンさんを筆頭に次を担うものたちは育っておりますし、これ以上私がいても害悪でしかないでしょう。煙たがられる前に退くには今が頃合いでしょうし……それに…