―酒場―[腰を下ろしたスツールは酒場のカウンターの一番端だった。 喉は乾きを訴えたが、水入りのグラスを出す者は居ない。 酔ったわけではないが、楠は腕を枕に伏せていた。 契約者は下を見てくると言ったきり、まだ戻ってこない。*]