――夜の西寮にて――[あちこちから視線を感じる気がするが>>179>>223視線を向けようとすれば、柴十郎がぶるると身体を揺すった途端、水飛沫を浴びてしまい。] こら、大人しくしてろ! あーもう、今拭いてやるから!![結局視線をすぐに犬達に戻すのだった。学生時代のリエヴルを知る兵士達は「トールには従順で他には冷たい」という認識だっただろうが、それを知らぬ兵士達には「犬には優しくて人には冷たい」という印象を与えたかもしれない。]