人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

 貴方には、誰か大切だと思う方がいますか?
 友人や家族、恋人、誰でも構いません。

[普通だと答えた男>>206に最後の問いを投げかける。
引き千切られた髪は力を失ったように地へ落ち、そのまま風に攫われていく。]

 吸血鬼にだって、そういった思いを抱く者はおります。
 だから私は、人間と吸血鬼の差なんて、大したことではないとも思うのです。

 その感覚は、私には分かりませんが。

[同胞について語るにしては、どこか遠い響きを持った音が響く。
男にとっては人間も吸血鬼も、害を成す存在であることに変わりはないのだ。
そこにあるのはただ、無関心に近い嫌悪である。
肩を竦める動作には、侮蔑と自嘲の色が混じっていた。]

(227) 2014/02/19(Wed) 23:14:02

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