[まっすぐに見つめてくる色違いの双眸を、傀儡は見つめ返すことをしません。煙へ魔力を込めて、その威力を強めることに重きを置いて。]……わかりませんねぇ、にんげん達の思うことなんてなにも。[握りこんだ刃を、肩から外そうと持ち上げます。切れた布地、その下には肌色の切り傷。空っぽの体の中身も、少しだけ露出してしまっております。]