…この傷は、俺の傷だ。[俺のために負った傷だから、と。罪悪感ではなく、自分の心の置き所として告げる。] 男の傷は勲章ともいう。 俺は、この傷を誇りに思う。 ……が、勲章もあまり増やすな。 付けすぎると、肩が凝るらしいぞ。[それでもやはり、案ずる気持ちが少し漏れた。]