[>>195ごめん、と口の動きで謝罪を告げて。一度交わした瞳は、彼が顔を下げることで離れてしまう。今更何をされても失うパーツなんてもう存在しないと思っていたけれど、彼にとってはなくしてほしくないパーツがあるのか。下げられる一瞬、朱に染まった顔を見た。視線は交えられなくとも、繋がる指は、少し力が篭る。離れたひとつを埋めるように*]