― 書庫前 ―[ノック音に応じる声はあっただろうか。入室する前に、イドを飛ばす。現段階で自分が持っている情報はあまりに少ない。けれど今夜、一人選ばなければならないのだ。情報量の差を少しでも埋めようと。]―情報を集めて来てくれ。後は、ソマリが誰かに無茶な事をしていないか監視を。[ソマーリュを支えると決めた。けれどわざわざ疑われるような行動を取りかねないソマリは不安要素だ。ソマリが既にカレルやクレステッドに襲い掛かった事は未だ知らない。]