それ、でも。動けないような怪我じゃなくて、よかった、よ。[手当てが終わった所で、ぽつ、と零れたのはこんな呟き]これ以上酷かったら、ほんとに、ボクにはどうにもできないから、ね……。[ぽそぽそと紡がれる声は、先ほどとは一転、強い安堵を宿していた。**]