[しばし休んで体力が回復した頃、武器が転がっている場所を見つめていると一つの武装が目に入る]これ…[それはとある男性が愛用している武器だった。誰よりも野心家で氷のような赤色をした男性の武器、その名は]…長ドス、だっけ?[その聖柄を軽くにぎりその刀身を抜き放つ。日本刀よりまっすぐで、鈍く輝くそれをじっと見つめる]もう一度…ってこと?[考える時間は一瞬だった。次の瞬間には鞘を捨て駆け出す。バリケードを飛び越えちょうど着地点にいた絡繰にドスを突き立てた70]