― 少し時がたって、お茶会準備作業中 ― ――あ、ちょい待ち[駆け出していくベリアンの背に声をかけた。棚を漁り、コケモモのジャムの瓶詰めを2つ程、紙袋に入れて] これ、後で良いんで王子に渡しといてくんねー? 俺からの貢物だっつてさ[正直、自分で出向くのは気が進まなかった。よって、彼が適任だろう、とあたりをつけて。もしベリアンが受け取ったならば、尊敬する王子のために心をこめて作ったと、仰々しくも大袈裟に吹聴しただろう*]