あの時に死んでおけば、苦しまずに済んだだろうに。[疾駆する竜と馬との交錯は一瞬。魔力の槍は、真っ直ぐに太陽の旗手へと向けられる。魔王自身は、一切の回避を考えない体勢だった。ただ、左手が手綱から離れ、こちらも魔力の光を帯びる。] その減らぬ口を、貫いてくれる![すれ違う瞬間、魔力の槍が突き出される//]