[どうやら視界の中に、顔の知った天使を見つけた様子だ。
視線の先では、赤き部隊長と白銀の天使が仲睦まじく語らっていた
ように見えるが。
オズワルドはそう言って、>>207視線を外し、穏やかに
笑みを結ぶ。]
どうやらそのようだな、他のどの天使達も満ち足りている。
[オズワルドが言う通り、ここにいる悪魔と彼らに捕らわれ、
その傍らにいる天使達の表情には、
もはや苦渋や憂いの陰は見つからない。]
なにより、お前の憂いを断てて良かった…。
[今ここで交わされるのは、愛しさの籠もった眼差しと言葉のみ。]