あっ、あ………ああああ!!!
[ 受肉した身体。
その奥深い部分を拡げられて
あまりの熱と圧倒的な質量に
声を上げて喉を逸らした。
媚肉は戦慄き嬉しげに震えて
吸い付く様にその熱を咥え込んでいく。
破瓜は確かにあったが、目の前が白むような
暴力的な快楽の前では消し飛んでしまい
ジンジンと痺れる熱さにすら酔いながら
腰を慣れぬ仕草で振るう。
男を知らなかった筈の清廉な花園は
痛々しいほどに拡げられながらも
淫らな水音を立て剛直を行き来させていた。
腰を引くときにはキュッと名残惜しげに窄まり
突き入れられるときには最奥まで受け入れる様
力を抜いて相手の全てを咥え込む。
最奥に先端が当たるたびに、
全てを捧げているのかと心に喜びが湧いた。
それはかつて神に捧げていた盲信にも似ている。
びくん、と獣耳の先が跳ねた。
頬に浮かんだ結晶はぴし、と音を立てて割れて
ほろほろと落ちていく。
落ちた後にあるのはもとの柔らかな肌。 ]