[ ぎり、と痛む 胸底の痛みに知らず拳を握って、 ] ――――――…… …… っ 、[ 立ち上がる姿>>203に 反射的に声をかけそうになる。 何を言おうとしたのだろう。 …何が、言えるというのだろう。 答えは――何も。 出来るのは只、 去り行くようなら背を見送ることだけ。 ][ 嘗ては当たり前のように交わしていた 再会の約束もすることのないまま。** ]