― 炎上する旗艦 ―[エーヴァルトの語る理に頷いていたが、彼の世界の「事情」には、うっ、と息を詰まらせた。] よ、鎧が実用品ではない…[そう告げたエーヴァルトの表情が、こちらを馬鹿にしたようなものではなかったから、逆に痛いほど真実だとわかる。] どうしてそんな… エーヴァルトさんの世界は、よほど平和なんですね。