[クララはどんな話しをするべきか考える。迷う様に視線を彷徨わせれば再び視線は窓の外へと。すると、確かに其処は暗闇が支配していた筈なのに、晴天の予感のように上空には一閃があった。]あのね。昨日、ペーターには島に来た理由に海を見たいからだって言ったけど、それだけじゃなくって、此処の星空も気に入ってるのよ。今夜は見えないみたいだけど、明日は満天の星空が見えるかしら。[無邪気にそう言っては、嬉し気にはにかんだ。**]