―――…っ[自分のせいで、誰かが死ぬかもしれない。兄の声>>214に、表情が強張る。]ちがう…っ、僕は!…僕は…[否定をしようにもその先は続けられず、沈黙と共に目線は兄から地へと落ちる。仲裁に入ったバルタザール>>211に、落としていた視線漸く上げ。]バルタザールさん…、ごめんなさい…。[目線を合わせてくれた彼に頷き、謝罪の言葉を述べた。しかし、その彼に兄が言葉を向けるとまた表情が曇り出す。そこへ「排除」>>218と聞こえて、エレオノーレはびくりと肩を揺らした。]