― 宿屋 ―
[宿屋の勝手口から入り、いつもの場所にパンの籠を置く。配達は自分の仕事だから手馴れたものだ。それからレジーナの姿を探す。]
パンの配達にきました。いつもありがとうございます。
[丁寧にお辞儀をしたとき、傍に食事中のヴァルターも見かけた。父から注意されていたことを思い出して、声をかける。]
今年はいつもより雪が多いみたいですね。雪崩が起きるかもって父が心配していました。念のため危ない場所を見回ったらいいと思いますけど、どうでしょうか?
[ヴァルターからはどんな返事があっただろうか?
ジムゾンからパン屋を探しているらしい旅人>>220の話を聞いているから、長く留守にできないと理由を告げて、早々に宿屋から立ち去った。]