― ベルサリス学館(集会の日) ―[雷のような怒声が落ちて>>199どやすような諭すような言葉が続く。ぽんぽんと頭を叩く手の下で、肩が揺れた。] ───はは。あはは。 やっぱり怒られた。 懐かしいなぁ、この感じ。 昔は毎日のように怒られまくってましたよね。[笑いながら顔を上げる。目の端に、感傷の欠片を張り付けたまま。] 先生は俺の行動規範のひとりなんです。 だからたまに確かめたくなるんですよ。 ご心配なく。 駆け抜ける道は見えてますから。