― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―[一度は天へと吸い込まれていった光の矢は、二拍の後に天より振り下りてくる。その数は数多。船縁に並ぶいくつもの船幽霊の上から降り下りた。水を船に投げ入れる手も、海の水を汲もうとしていた手も、光の矢に貫かれ形を崩していく]うむ、手応えありだな。[横から狙うのが難しいならば上から落とせば良い。上下運動を繰り返す対象ならばそれが効果的だろうという狙いは功を奏したようだ*]