……だから、俺は。 俺自身のために、力を、求めて、ここにいます。[伏していた目を上げ、静かに告げる。迷いのいろは、そこにはなく] そして、それが、この場の在り方に沿うなら。 それが、求められるなら。 その、『もしも』のために、俺は更なる高みを目指します。[なされた提案の内容は、今の自分の立場からすれば突拍子もないもの。すぐに信じられるかと言えば、微妙ではあるのだが。向けられる真剣な表情に、他意は感じられない。だから、こちらも偽る事なく、思う所を言葉に変えていた。*]