[室内には、ローレル、リヒャルト、それからウィルに、副長のジャンもいただろうか。
って、副長!?
その姿を改めて認識して、カッとなっていたのが一気に収まった。
リヒャルトの言葉>>220は、なんだか酔い覚ましの水を貰った気分だった]
……失礼しました。……ご存知の方もいるかも知れませんが、この艦は父が初期設計を行いました。俺にとっては、国にいる弟や妹達みたいな存在で。
だから、自沈なんてさせたくありません。
[まずは周囲の上官達に非礼を侘び、しかりと頭を下げた。
許されない覚悟はきちんとしてる。密かに垂らした両の拳が震えていたのは内緒]