― 警備本部前 ―
[呼び直す声>>222に少し笑う。
普段通りに呼んでも良いんだぜ、と言ったこともあるが、彼なりの決め事のようなものがあるのだろう。
周囲の囁きが耳に入れば、視線だけを一度そちらへと向ける。
直ぐにコンラートへと戻せば、伝えられる提案>>223を耳にし、一つ頷いた]
分かった、第二格納庫なら通り道だ。
送っていこう。
……多くの者達を失ったな。
彼らのためにも、あいつらに一泡噴かせてやらねぇと。
[仇を、と口にするコンラートにまた一つ頷いて、マチス自身もそれを心に刻む。
次いで、コンラートの負傷していない方の肩へと手を添えて、にっと口端を持ち上げた]