人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


光の精霊 イングリッド

[抱擁を解かぬ腕にすんなり納まりながら、図るは彼との暫しの別離。
申し出るのは何時も躊躇を覚えるが、引き延ばしてきた暇乞いを果たす頃合いだろうと。彼の労わってくれる通り、夜ばかりを重ねた身は陽射しを恋しがっている]


 …ねぇ、貴方。 そろそろ、だと思うの。

[何がとは明言せず、そっと額を重ねて囁く。
彼の帰りを待ちつつ眺めていた月相も、時機を示唆していた。
遠慮がちに言い出せば、彼もまた察していたらしく]

(224) 2014/08/17(Sun) 15:15:17

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