操縦士 ナネッテ

── 回想：クレステッドと ──

[　温度が感じられないと思われているとは知らないが、目の前の男が自分を疑っていることは存分に伝わっていた。
口説いて云々が伝わっていれば、態度はより硬質化したと思うが。>>183
髪が燃えずよかった、と言ったから、>>3:221
つるりとせずによかったと返したまで。
　──まぁ、含む意図かなかったと言えば嘘になるけれど。　]


　　そうですか？

　　カシム少佐を殺した 人狼を
　　　不謹慎、などと思う
　　太い神経は持ち合わせていません。

　　それとも、……彼を信じるに値する
　　　"証拠"　でも見つかりましたか？


[　笑っていない目に、あえて微笑みを返そうか。
死者の聲を聞けることは知らない。
知っていたとしても、同様の答えを返しただろうが。

　　だって、ナネッテも知っている。
　　ベルガマスコは人間であった、と！　]