[癒しの力が二人を包み込む。完全ではないが、動けるようにはなるだろう。幼い水精が流水の勇者の周りで歌い、踊る。指先に熱が宿り、目が眩む程の瑠璃色の光が生じ] 『これは証じゃ。大切に使うのじゃぞ。』[二人の右の人差し指に嵌ったのは、中央に台座に藍晶石が嵌った、流水紋を意匠にした指輪。藍晶石には水の加護と魔力に満ちている事が分かるだろう。]