[ それからソマリとカサンドラの間で
何やら重要な話が交わされるようならば>>165
立ち去った方がいいかどうか。暫く逡巡したが
拒まれるようでなければその場に残ることにする。
彼女の"隠し事"が何であったとしても、
それはきっと己ほど致命的なものではないと
何となく直感めいた不思議な確信があった。
そのまま彼女が話し出すのをじっと待てば、
カサンドラは何を話してくれただろうか。 ]
[ やがて彼女の話が終わったあと、
鳴り出した通信機の音>>200で我に返るまで、
学者は暫し、カサンドラの顔をじっと見詰めて居た。* ]