[にっこりと笑みは絶やさぬままに]あっ、それからな。ここの尚書長官補佐のラバルとゾネスのフォールデンが婚約したんやって。なんか話聞いとれへん?[めっちゃ羨ましいなぁ、と喜々とした様子だがラバルといえば元老院の息のかかる文官片やゾネスは軍の中でも王都から遠く離れた地。何かあったとしてもこちらに伝わるのは遅くなると軍属ならば想像に容易いだろう。詰まるところ、きな臭い動きはないかと探りを入れたのだった。]