あの……。[桜色の髪の少女と、司教風の男性へ振り返る。][まだ、礼も言っていなかった。] ……白水さん? それから……[残念ながらこの少女、あまり勉強は好きではないので、図書室の住人のことをよく知らない。 ましてや変身している状態では、誰やらわからなかった。] ありがとう。 あなたたちが来てくれなかったら……私、死んじゃってたかもしれない。 ……ありがとう。[深々とお辞儀をした。]