人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


血晶術師 エディ

 ……俺、は。

[似ていると評された所以。>>195
聞かされたそれに、掠れた呟きがひとつ、落ちる]

 俺の、父と、姉は。
 ……王都陥落の混乱の中で、人を、護ろうとして。

 ……その、護った連中に、殺されました。

[肩の毛玉の対に残されていた、記憶。
今まで誰にも話した事のないそれを、ぽつり、漏らして]

 俺は……ただ護られる事を望むもののために、力を使いたくは、ない。
 それが、一族の在り方と言われ続けてきたけれど。
 それが、正しいとは、どうしても、思えない。

[そこにある感情を憎悪とまで言えるかどうかは、まだ、自分の中で整理はついていないけれど。
ただ庇護を求めるものとは相容れぬ思考がある、とは伝わるか]

(223) 2014/09/14(Sun) 21:32:27

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