[そんな風に、ギィを見送っていたためか。ぐぃ、と上着の裾を引かれて体勢を崩し。たたらを踏めば、ソマーリュの顔が側にあった] ……な。 お客さーん、ご褒美は現物支給でお願いします[膝に当たったレイピアの乾いた音に、ようやく状況を理解して。立ち上がり軽くジャケットを直しつつ、ハァと溜息をついた] なんつー悪戯好きな…… あ、あァ、ブランケットは頼むわ