[まさかの見習い魔女ならぬ、見習い魔筋肉が爆誕する未来が見える。一体どんな魔法を使うのかしら、「120%!!」とかやるのかしら、と我知らず生唾を飲み込んだ。あぁ駄目、筋肉から離れられない……!とりあえず雑念を振り払おうと、永恋は左右に首を振った。駄目だわ、今私も十分不審者になってるわ、と自責を促して、なんとか表情を取り繕う]……実は私も、ここに用事があってきたんです。[ややおいて、にっこりと微笑みながらそう言葉を連ねた。首を捻って室内を振り返り、件の隠し階段の方へ視線を向ける]