― 上空 ―
うん、きみ。
見た所、旅の途中の騎竜師……だと思うんだけど。
[緊張抜けきらない様子には気付いていても、そこには触れず]
きみの旅路に、これを同行させてもらえない、かな。
[言いつつ、差し出すのは天の巨蛇が転じた銀と真珠の細工]
これは、さっききみたちが鎮めた巨蛇の力――天界の想いの欠片。
ほんの少しだけ、天界と繋がってる……もっとも、力のやり取りとか、物理的な干渉はできない。
ただ、こちらの様子をあちらに伝えるだけの力しかない。
[それ以外にも、天属性の強い護りの力を帯びてはいるのだがそれは今は置いといて]