いや冗談だ。
折角だから、今日はクロード・ジェフロイとにさせて頂きたい。
そちらに控える麗しい淑女の方々も構わないかね?
異論があれば言い給え。
それから、民の意見を聞きたいというのは
巫女姫殿下の御意向だが、
巫女姫の魂が宿る身は、あいにくと我らと同じ人の器。
不眠不休で動き続けるのは流石に無理だ。
警護する我々も同様にな。
故に、本日に淑女全員の話を聞くのは現実的ではないという点は
理解いただこう。
似た意見があれば、纏めて届けてくれた方が
声の大きさと共に巫女姫にも届きやすいだろう。
諸君らが、“集会”という形で、主張を太く拠り合せたようにな。