グレさん。[ユーリエとグレートヒェンの会話には、余計な口は挟まないで見守りながら、鶴を折り続けていたが。グレートヒェンが立ち去る前に、一度だけ呼び止めようとする。彼女が立ち止まったなら、先ほど折っていた鶴の一羽を差し出して] 良かったら、グレさんも一羽もらって。 いつもの元気なグレさんに、戻れるように…ね。[差し出した鶴は、グレートヒェンの髪と同じ色をしているだろう]