人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の氷華 ジークムント

[己の変貌を疑うことなく、異界の仕組みすら自然に理解した少女が、その言葉に逆らうことはないだろう。
 望む姿勢を取らせた後、氷華は右手に己の得物――氷の細剣を呼び出した]

 ――我が剣、氷霜ひそうによりて印す。

[す、と右手伸ばし、細剣の切っ先を鎖骨の下へ触れさせる。
 鋭き先端は僅かに皮膚を破るが、血が溢れ出ることはない]

 そなた本来の名と意志は捨てよ。
 ――これよりそなたは、『柊の護花』と名乗るがよい。

[下命と同時、切っ先を中心に少女の肌へ、四弁の小さな白い花の徴が現れる。
 かつての少女>>213が暖かな思い出と共に知っていた、柊の花の形。
 今、それは隷属の証として、少女の身に刻まれた**]

(222) 2015/10/04(Sun) 17:07:03

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