アリーセ、マリー、一旦地上に降りよう。 ネージュは白いから霧に紛れられるけど、念の為な。[敵がこちらを察知しているのかどうかは分からない。だがマリエッタを乗せたまま戦うのは不利だし、何より彼女が危険だ。] 術の強度は…いけるか? なら頼む。[負担をかけながらの行軍だったのに更に酷使させるのは忍びない。とは言えそんな休ませる状況でもない。きっとマリエッタなら任せても大丈夫、そう信じて言葉を吐き出した。]