たい…プロッツェ少佐、ご心配をおかけしました。[ 警備本部前で、案じていたマチスの姿を見つけると>>211思わず安堵に気が緩みそうになる。しかし、生存を喜んでくれるマチスとは裏腹に、周囲からは、どこか不穏な恐れ混じりの視線が向けられていた。「天使憑き……」ひそりと囁かれた言葉にも、忌むような響きが籠る ]