んなっ……!?
[妙な仇名>>186を叫ばれると同時、何かがこちらへ飛んで来て額にぺとりと貼り付いた。
剥がしてみれば、それは団子か何かのようだったが、今はまじまじと観察する余裕はない]
いやっ、見えるだろ!
その髪型! どう見ても女子だろうが!!
[男の中での決め手は身長ではなくそこだったのだが、文化の違う世界のこと、言葉通りに受け取ってもらえるかはわからない]
つーかお前、食べ物粗末にしてんじゃねーよ!
[団子を片手につまんだまま叫び返して]
ん……他の勇者とやらの話か?
[独り言ちる彼の口から知らない名>>187が出て来る。
どうやらこの世界側の勇者も曲者揃いらしく――
それを示すかのように、衝撃音>>180が遠くない場所から響く]