[ほどなくそこに、ジャンが話の中に名を上げたジェフロイなる男が合流する。>>210彼らは顔見知りらしい。紹介はアルビンらに任せることにして、ジェフロイの挙止を瞥見する。] 貴様は、──[戦える男か、という問いを言葉にはせず、ただ、] その魔獣化した吸血鬼の羆とやらと、もう一度、やりあうつもりがないなら退がっておけ。[一堂に手を振り、危ないと忠告された方角へ魔剣と共に進み出る。別種の魔獣が、触れるを幸い切り裂いて接近していることは、いまだ気づくよしもなく。>>200]